Wednesday, September 20, 2006

ODA

フィリピンで見た立派な空港。しかし運営が成されていない。
ODAが批判されている理由として、空港や、ダム、港湾等のインフラ整備の際に、建設が日本の企業が担っているという点〔例外あり〕。故に、日本企業とのつながり、いわゆる政治の裏社会が構成され、ODAの評判を最も下げていると感じる。更に、冒頭で言ったような単なるハコモノの存在。

まず、インフラ整備の際に、工事を日本の企業が受け持つという点において。
インドや中国等のある程度経済発展している国に対してのODAの活用については日本政府は介入しない。(ここにも問題点があるが・・・)しかし、フィリピン等の国々に対してはこの国の政府の介入の権限がないのである。誰だかわからないがお偉いさん方がフィリピンには空港が足りない。ダムがない。だからそれらを建ててやる。そういった感じであろう。例え、それが現地に必要のない場合や現地のコンサルタントで手に負える仕事も、日本のコンサルタントが介入するのである。日本が受け持つことによって経費もかなり上がる。

更に上からの援助では目に見えない部分がたくさんある。現地での信頼や迅速な行動が可能である現地NGOとの連携が今後ますます重要になってくるだろう。
いかにして、現地業者が工事に介入するか?これはフィリピンが経済発展を遂げるしかないのだろうか。
ただ、そうなると日本が建てている、ハコモノは仕方がないのだろうか?JOCV等での目に見える協力即ち、技術協力だけでは自国は発展しない。インフラが整備されて初めて技術協力の効果が発揮されるのではないだろうか。
とにかくODAは「無駄」が多いと思う。ODAの存在そのものを否定するつもりはないが、多くの借金を抱える今だからこそ、ODAの有効な活用が求められるのではないだろうか。

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